旧年中は一般社団法人フランスレストラン文化振興協会(APGF)の活動にご参加、ご支援を賜り誠にありがとうございました。
昨年は「レジェンドの晩餐会」をはじめレストランでの賞味会で料理とサービス、そして食べ手が作り出すレストランの愉しみを共にする機会を作ってきました。また本年のコンクールを目指してコンクール優勝者による講習会を東京と関西で開催しました。このような日本の食を世界一に押し上げてきた先達が蓄積してきた知見と経験を次世代へとつなげる活動をさらに本年、東京だけではなく地方開催の実現を目指してまいりたいと思います。
全面的な「コロナ明け」となった前年は多くの外国人観光客も来日、ホテル・レストラン業界の営業は好調に推移したものの、「人材不足」という状況は深刻になりつつあります。今やどんな業種でも「人」が大事、という当たり前の事実に目をつぶることはできない時代です。ましてやホスピタリティが求められるホテル・レストラン業界においては、人材育成は生命線といっても過言ではありません。
APGFは創設以来、次世代育成の必要に応え、レストラン文化を推進していくという目標を掲げて1994年創設の料理・サービスコンクールを同時開催してきました。2023年には20回目の節目となる両コンクールを開催、久方ぶりに15名を超える来日フランス人プロフェッショナルを迎え、審査にご協力いただきました。
本年は第21回「メートル・ド・セルヴィス杯」「メートル・キュイジニエ・ド・フランス“ジャン・シリンジャー杯”」を全国規模で開催いたします。両コンクールの決勝・授賞式およびガラパーティーは11月11日に開催の予定です。
意欲あるプロフェッショナルの皆さんのご参加をお待ちしております。
APGF総会(2025年3月18日予定)において、本年の活動計画の詳細を発表してまいりますので、多くの会員のご参加をお願いするとともに、本年のさらなるご支援、ご協力をお願い申し上げ新年のご挨拶とさせていただきます。
2025年1月
一般社団法人 フランスレストラン文化振興協会
会長 大沢晴美
副会長 青柳義幸
副会長 山本正弘