第68回クラブ・プロスペール・モンタニエ国際料理コンクール結果報告

第68回プロスペール・モンタニエ国際料理コンクールに日本代表選手として決勝に参戦したのは工藤雅克シェフ(ディズニーアンバサダーホテル調理部統括料理長)。

1月25日にパリに到着、翌26日にはフェランディ校にて試作をし、最終調整を行いました。
コンクールは今年よりシステムが変わり、コンクール前日の午後にフェランディ校へ器材・食材の搬入が行われました。今までは当日に行われていた調理順決定のための抽選、また厨房見学も同時に行われ、例年よりも余裕を持ったスケジュールとなりました。
そして29日。コンクール当日の早朝、差し入れのおにぎりで力をつけた工藤シェフ。会場ではコミの学生ともフランス語でコミュニケーションをとり、リラックスした表情も垣間見えました。
本年のコンクールの課題は:前菜に現代風キッシュ・ロレーヌ、メインにエイと3種のガルニチュール。審査員長はフランスの人気テレビ番組 Top Chef でも人気の高いMOF実力派フィリップ・エチェベスト氏ほか。(別紙参照)
工藤シェフの前菜は先進的なプレゼンテーション。サービスの学生が皿の上で転がしてしまうというアクシデントも発生しましたが、メインも時間通りのタイミングで素晴らしい出来栄えでした。工藤シェフ本人も、「やり切った」というコメント。
 結果は工藤シェフ大健闘の準優勝となりました。優勝を勝ち取ったのはフランス出身のジュリアン・リシャール氏、3位も同じくフランス出身のジュリアン・ギロドゥー氏でした。コンクール後はほっとした様子で談笑する工藤シェフの笑顔が印象的でした。

文責:APGF事務局 萩谷真澄

 
 

工藤シェフの球型のキッシュ・ロレーヌ。
 
メインのエイと3種のガルニチュール。
 
「正木賞」を受賞し、来日する優勝者ジュリアン・リシャール氏。
 
見事準優勝を果たした工藤シェフ。 
 

コンクールの様子はこちらから
http://www.club-prosper-montagne.fr/actualites-club-gastronomique-prosper-montagne/
 
 
工藤シェフのコメントはこちらから
http://www.apgf.jp/topics/pg1350342.html